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2007年07月29日

日本での麻疹集団感染 WHO当面は注視

2007年4月頃からの日本での麻疹(はしか:measles)集団感染に対し、世界保健機関(WHO)はこのほど、「日本は自国で麻疹の集団感染に対処する能力を保持している」として、WHOの当面の措置としては日本政府との情報共有に留めるが、日本での麻疹の発生状況を注視していくとしている。

しかしながら、WHOは、「麻疹は最も広範囲に流行しやすい感染症の一つ」として、日本国外への感染拡大を懸念している。

WHOによれば、世界で年間約34万5000人(2005年)が麻疹で死亡している。

麻疹ウイルスは、空気感染、飛沫感染、接触感染し伝染力が強い。妊娠中の女性が感染すると流産、死産を起こすことがあり注意が必要。

日本では麻疹の予防接種率が低く、罹患数が多いが、先進諸国では麻疹ワクチンの接種率が高く、麻疹はほとんど発生しない疾患となっている。アメリカでは1970年代後半から麻疹ワクチンを徹底導入し、現在は年間200人程度と発生数が少ないので、麻疹患者を診たことがない医師がほとんどだ。