2007年07月26日
米国のコンタクトレンズ関連製品大手アドバンスト・メディカル・オプティクス(AMO)社は、2007年5月29日、コンタクトレンズ洗浄液「コンプリート・モイスチャープラス」を自主回収すると発表した。
AMO社の広報担当者は、同製品の使用者にアカントアメーバ角膜炎が今までに164件生発生しているため、今のところ同製品のアカントアメーバによる汚染は確認していないが、予防的に自主回収するとしている。
アカントアメーバは汚れた水道水や土の中に生息する微生物で、アカントアメーバ角膜炎は、専用の洗浄液で洗う必要があるソフトコンタクトレンズを水道水で洗ったりして、アカントアメーバがレンズに付着した状態で長期間コンタクトレンズを装着したままにしたりすると、角膜が傷ついてしまい、そこにアカントアメーバが寄生して発症する。
米疾病管理センター(CDC)は、同製品の使用中止、また、同製品使用中に目の痛み、異物感、涙目などの不調がある時には、眼科医の診断を受けるように呼び掛けている。
CDCは、AMO社の同製品使用者は、コンタクトレンズや保存ケースにもアカントアメーバが寄生している可能性があるので廃棄するように求めている。
米国では2006年にもフザリウム菌による角膜炎が164件発生しており、ボシュロム&ロム社のコンタクトレンズ洗浄剤「リニュー」との関連が疑われたが、明確な因果関係は不明。