2007年07月24日
米食品医薬品局(FDA)は2007年5月22日、月経を止めてしまう新タイプの避妊用ピルWyeth社の「Lybrel(リブレル)」を認可したと発表した。発売は2007年7月の予定。
一般的なピルは避妊をするための成分を含有するピルを21日間服用し、その後の7日間は服用しない、あるいは成分を含有しない偽薬を飲む。
一方、「リブレル」は28日分のピルが1シートになっており、毎日服用するようになっている。
「リブレル」1錠にプロゲスティンが90μg、エストロゲンが20μg含有。
既存の避妊ピルには、バー・ファーマシューティカルズ社の月経を年4回に減らすタイプや、バイエル・セルスケア社の「Yaz(ヤズ)」のように月経期間を短くするタイプのものがあるが、月経を止めてしまう避妊ピルの認可は初めて。
FDAの18歳~49歳の女性2400人以上を対象にした臨床試験では、「リブレル」を服用しても少量の出血の可能性はあるが、服用を継続すると出血が減少している。12ヶ月間服用すると、59%の女性が、最終の1ヶ月間、全く出血がなかった。FDAの薬品評価研究センターの担当者は、「他のピルと同様に『リブレル』にも血栓症、乳癌、子宮頸癌、心筋梗塞、脳卒中のリスクはあるが、月経がないということに関しては問題はないと考えている。しかし、予想外の問題が起きていないかを点検するために、Wyeth社には『リブレル』販売後の調査を義務付けている」と述べている。