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2007年07月13日

低タール・低ニコチンのたばこ方が心臓にダメージ

体に良くないと分かっていても禁煙できず、せめてもと低タール・低ニコチンの「軽いたばこ」に切り替える人が多いが、「軽いたばこ」の心臓へのダメージは、普通のたばこと同等以上であることがトルコでの研究で明らかになった。

トルコのバスケント大学のHakan Gullu博士らの研究チームは、62人の対象者を「軽いたばこ」(タール8mg・ニコチン0.6mg・一酸化炭素9mg)を3年間喫煙している、平均年齢25.6歳の20人のグループ。

普通のたばこ(タール12mg・ニコチン0.9mg・一酸化炭素12mg)を3年間喫煙している、平均年齢24.8歳の20人のグループ。

たばこを吸わない平均年齢25.1歳の22人のグループ。

の3グループにわけて、冠血流速度変化率(CFVR)を測定することで、心臓の血管の機能を判定した。

「軽いたばこ」と普通のたばこの40人の健康状態と喫煙本数は同程度になっている。

まず、対象者全員の断食と禁煙を12時間実施した後のCFVR値を測定した。そして、喫煙グループに15分間で2本たばこを吸わせ、2本目喫煙の30分後にCFVR値を測定した。

その結果、たばこを吸わないグループの平均CFVR値は3.11で最も冠動脈の血流の速度が速く良好な値だった。普通のたばこのグループの喫煙前の平均CFVR値は2.65、喫煙後は2.18で0.47ポイント低下。「軽いたばこ」のグループの喫煙前は2.68、喫煙後は2.05で 0.63ポイント平均CFVR値が低下した。

わずかではあるが、「軽いたばこ」の方が冠動脈(心臓の組織に血液を供給している動脈)を通過する血流の速度が低下しており、喫煙によるダメージが普通のたばこと同等以上であることが判明した。

Gullu博士は、「どちらのタイプのたばこでも喫煙後に血圧と心拍数が同等に増加することも今回の研究で確認している。低タール・低ニコチンのたばこの方が喫煙本数が増えてしまう傾向があるから、むしろ健康被害が増大する。勿論、禁煙が最良の策であることは、今回の結果でも明白である」と述べている。