2007年07月09日
米国では、2004年以後、癌死亡者数が2年連続して減少した。しかし、このほど米国癌協会(ACS:American Cancer Society)は、ACS発行の「癌予防に関する年次報告」において、癌死亡者数の減少傾向が鈍化する傾向が見られるという見解を明らかにした。
その理由として、肺癌の原因とされる喫煙については、1997年から喫煙率は順調に減少してきたが、2005年に前年比と同率となり、下げ止まりがみられるとして、強い懸念を表明している。
さらに、米国での癌死亡の原因の3分の1は肥満だと言われているとして、米国民の肥満が人口の3分の2に急増していることも、癌死亡者数増加の大きな脅威になっているとしている。
ACSのジョン・セフリン博士は、「禁煙、肥満防止、癌検診の徹底で癌は予防でき、死亡者を減らせる。ここ数年の癌予防としての喫煙、肥満などへの取り組みは充分とはいえない」と述べている。