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2007年07月06日

トランス脂肪酸なしの油に切替完了 KFCとタコ・ベル

死因の1位が心臓疾患の米国では、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増加させ、心臓疾患のリスクを高めるとされているトランス脂肪酸(TFA)への消費者の関心が高い。

米外食大手ヤム・ブランズ社傘下のケンタッキー・フライド・チキン(KFC)とタコ・ベルはこのほど、米国内の全店舗で使用する調理油を全面的にトランス脂肪酸を生成しない油に切り替える作業を完了したと発表した。

KFCは、2006年10月30日に、2007年4月までに米国内の全店舗で使用する調理油をすべてトランス脂肪酸を生成しないものにする、と発表していた。

KFCは、米国内の約5500の全店舗で使用する調理油を、トランス脂肪酸を生成しない低リノレン酸大豆油に切り替えた。

同社の広報は、「KFCのブランド力の源であるフライドチキンの味を損なうことなく、トランス脂肪酸を追放した」と述べている。

タコ・ベルは、米国内の約4200のタコ・ベルのみの単一ブランド店では、菜種油に、約1400のKFCとタコ・ベルの複合型店舗では、低リノレン酸大豆油に全面的に切り替えた。

市民の外食依存度が、食費の50%、カロリー摂取の30%と高いニューヨーク市では、2006年12月に制定された、市内の飲食店で提供される1食あたりのトランス脂肪酸を0.5g未満にする条例が、2007年7月からいよいよ実施される。

シカゴ、ロサンゼルス、フィラデルフィアなどの都市も同様の条例を制定しており、全米にトランス脂肪酸使用禁止の動きが波及している。

米調査会社NPDグループの調べでは、トランス脂肪酸使用禁止に賛成する人は73%。

料理にサクサクとした食感や香ばしい香りをだすためにトランス脂肪酸の含有量が多いショートニングやマーガリンはファストフード店をはじめ、飲食店にとっては、価格面においても不可欠なものだったが、米国でのトランス脂肪酸禁止の動きは活発だ。