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2007年07月12日

2型糖尿病治療薬「アバンディア」に心疾患の恐れ

米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」2007年5月21日付(オンライン版)に、英医薬品大手グラクソ・スミスクライン社の2型糖尿病治療薬「アバンディア(Avandia)」(一般名:マイレン酸ロシグリタゾン)によって、心疾患による死亡リスクが64%、心臓発作のリスクが43%高くなるという米国での研究報告が掲載された。

米議会がこの問題に懸念を表明したことを受けて、1999年5月に「アバンディア」を優先審査によって承認した米食品医薬品局(FDA)は、今回の報告には疑問点があるとして、現段階では再審査などの措置は考えていないとしたが、糖尿病患者や医療関係者に最新情報を提供できるように、諮問委員会を設置し、他の糖尿病治療薬も含めてこの問題を早急に検討するとしている。

グラクソ・スミスクライン社は、「今回の研究報告は矛盾点が多く、不十分な証明に基づいており、受け入れられない」と表明している。

「アバンディア」は同社の主力商品で年商30億ドル(3600億円)。
一連の報道を嫌ったロンドン証券取引所、ニューヨーク証券取引所の同社株は急落した。

「アバンディア」は、インスリン抵抗性(インスリンの作用が適切に働かない状態)を直接改善して血糖をコントロールするタイプの経口血糖降下剤。