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2007年06月29日

風邪薬に中国製有毒原料 パナマで100人死亡確認

米有力各紙は2007年5月9日までに、パナマ政府が配布した風邪薬の原料に中国製の有毒物質が含有していたことにより、服用した少なくとも100人が死亡したと伝えた。

ニューヨーク・タイムズ紙によると、パナマでは2006年秋頃から、呼吸困難、内臓機能低下などによる原因不明の主に子供の死亡例が相次いだことから、パナマ政府は、米食品医薬品局(FDA)に調査を依頼していた。

その結果、患者が服用していた風邪薬の甘味料に有毒物質「ジエチレングリコール」が含有していた。

風邪薬のシロップの甘味料用グリセリンのかわりに、中国の輸出業者が価格が半分の産業用「ジエチレングリコール」を「グリセリン純度99.5%」と偽って輸出したことが判明している。

中国外務省は5月8日、「無許可の業者が、グリセリンの代わりに医薬品として使用できない化学原料を製造していた」として因果関係を認めた。

パナマでは同様の症状で365人が死亡している。うちこれまでに100人の死亡原因が「ジエチレングリコール」によると確認されている。

FDAは、米国内の製造業者にグリセリンが汚染されていないか調査するように2007年5月4日に指示を出した。