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2007年05月30日

「地中海式ダイエット」で心臓発作の再発率低下

オリーブオイルや魚介類を積極的に摂る、不飽和脂肪が豊富な「地中海式ダイエット」によって、心臓発作の再発率が3分の1低下したという研究結果が、米ルイジアナ州ニューオーリンズで開催された米国心臓学会議(ACC)の年次総会で、2007年3月25日に報告された。

プロビデンス医学調査研究所(米ワシントン州)のKatherine Tuttle医師らの研究チームは、6週間以内に心臓発作を起こした202人を対象に研究を実施した。

51人に「地中海式ダイエット」、50人に「低脂肪ダイエット」を実施、残りの101人には米国人の日常的な食事をしてもらい、追跡調査を4年間実施した。

参加者は全員、標準的な心臓病の処方薬を服用した。

「地中海式ダイエット」の51人には、1日の総カロリーの40%まで脂肪を摂取してよい、そのうち20~25%はオリーブ油やアボカド油などの単不飽和脂肪や多価不飽和脂肪を摂り、週に3~5回魚を食べるように、と指示をした。

米国心臓協会(AHA)が心臓発作や脳卒中予防効果があるとして推奨している「低脂肪ダイエット」の50人には、1日の脂肪摂取量を総カロリーの30%までとした。

「地中海式ダイエット」「低脂肪ダイエット」両グループとも、飽和脂肪の少ない(総カロリーの7%未満)低コレステロール(1日200mg未満)の食事内容になるように、ダイエット開始時に個人指導を2回実施し、以後、2年間で6回集団指導をした。

米国人の日常的な食事のグループの食事には、飽和脂肪、コレステロールがともに、「地中海式ダイエット」「低脂肪ダイエット」のグループの2倍以上含む内容だった。

4年間の追跡調査の結果、「地中海式ダイエット」の51人と「低脂肪ダイエット」の50人、計101人のうち83%が心臓発作の再発がなく、コレステロール値が低下したのに対し、日常的な食事の101人のグループでは、再発がなかったのは53%でコレステロール値の改善はなかった。

「地中海式ダイエット」と「低脂肪ダイエット」との結果にはほとんど差異がなかった。

Tuttle医師は、「地中海式ダイエットは低脂肪ダイエットよりも多くの脂肪を摂取したにもかかわらず、同様の(心臓発作)再発防止効果が出た。地中海式ダイエットで積極的に摂る、オリーブオイルに含まれるオレイン酸のような単不飽和脂肪、魚に含まれるEPAやDHAといった多化不飽和脂肪といったヘルシーなオイルを摂ることは、心臓病予防につながる」と述べている。

「地中海式ダイエット」の特徴としては、旬の収穫物(野菜や果物)、全粒穀物、ナッツ・豆類などの食物性食品を豊富にとり、魚介類を習慣的に摂取する。獣肉の摂取は少量で、ヨーグルト、チーズを習慣的に少量摂取する。食事中に適量のワインを飲む。オリーブオイルを用いる伝統的な調理法、などがあげられる。