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2007年05月29日

カカオ製品に血圧低下効果 降圧剤と同等

ポリフェノールが豊富に含まれるカカオ製品に、降圧剤と同等の血圧を低下させる効果があることが明らかになった。

独ケルン大学病院のDirk Taubert医師らの研究チームは、ポリフェノールの作用を確認するために、米医師会誌「Archives of Internal Medicine」に1966年~2006年にかけて掲載された5編のカカオ製品の研究結果と紅茶か緑茶の研究結果5編を再検討し、2007年4月9日に発表した。

5編のカカオ製品の研究では、計173人のデータがあり、34%が高血圧の人で、87人が平均2週間、毎日ココアを飲んだ。

このうち4編の研究で最高血圧と最低血圧がともに低下したとなっている。

ココアを飲んだ人の最高血圧は平均で4.7mmHg、最低血圧は平均で2.8mmHgココアを飲まなかった人よりも低下した。

研究チームによれば、この血圧低下の値は降圧剤と同等の値を示しており、脳卒中や心臓発作のリスクを10~20%減少させる効果があるとしている。

紅茶・緑茶の研究には計343人のデータがあり、171人が平均4週間毎日お茶を飲んだが、すべての研究で血圧を下げる効果はなかった。

Taubert医師は、「カカオ製品、紅茶、緑茶にはいずれにもポリフェノールが含まれているが種類が違う。カカオにはプロシアニジンという種類のポリフェノールが含まれている。降圧効果の場合、紅茶・緑茶に含まれるポリフェノールには、カカオ製品の様な作用がないのかもしれない。今後はポリフェノールの種類別に作用を分析する必要がある」と述べている。

そして、「血圧を低下させるためにカカオ製品を摂取することはよいことだと思う。しかし、ココア、チョコレートといったカカオ製品の糖分、脂肪分に注意してカロリー過多にならないように」とも述べている。