2007年05月22日
握力が増えると、死亡率が減少するという研究結果が2007年4月3日付の米医学誌に掲載された。
日米共同研究機関の放射線影響研究所の佐々木秀夫専門委員らの研究チームが明らかにしたもので、握力が強い人の方が、脳卒中や心臓病による死亡率が低下するとしている。
研究チームは、1970年~72年にかけて同研究所で握力測定をした4912人を対象に1999年まで追跡調査をした。
年齢層別、握力の強さ別に、男女を各5グループに分けて、握力と死亡時期、死因の関係を分析した。
その結果、握力測定時に55歳~64歳だった男性の最も握力が強いグループの死亡率は、平均的な握力のグループの0.72倍。
最も握力が弱いグループの死亡率は、最も強いグループの1.38倍だった。
握力が5kg増加するごとに、死亡率が約1割減少するという結果もでており、この傾向は、女性でも他の年齢層でも同様だった。
握力と寿命の関係については、1965年~2005年にかけてハワイ州の日系男性(1965年時点の平均年齢54歳)を追跡調査した「Honolulu Heart Program/Honolulu Asia Aging Study」のデータを分析した研究でも、握力が強い男性の死亡率は低い、とされている。
日本人の55歳の平均握力は、男性約44kg、女性約27kgである。