2007年05月18日
コカコーラ社は2007年3月22日、カロリーがゼロの「Diet Coke」にビタミンやミネラルを添加した新商品「Diet Coke Plus」の販売を正式に発表した。4月から米国内で小売販売を開始する。
コカコーラ社のプレスリリースによると、「Diet Coke Plus」8オンス(約240ml)のカロリーはゼロで、ナイアシン(ビタミンB3)、ビタミンB6、ビタミンB12がDV(DailyValue :1日あたりの所要量)の15%、亜鉛とマグネシュウムがDVの10%添加されている。
一方、ライバルのペプシコ社は、2007年秋に果実風味飲料「TAVA」の販売を予定している。
「TAVA」にはビタミンB類の他に、脂肪燃焼効果があるとされるクロム(chromium)が添加される。
米国の清涼飲料市場は年間売り上げ680億ドル(約8兆)と膨大な規模であるが、2005年の売り上げは前年度より減った。
最近の消費者の健康志向によって、ミネラルウォーターやティーの売り上げが伸びている。
こうしたことを背景にしたのが健康的なコーラの販売といえる。
しかし、以前から、カロリーゼロの飲料に含まれる人工甘味料に否定的な消費者も多い。人工甘味料は砂糖とは違い、満腹感を感じさせる働きがないのでかえって一緒に食べるジャンクフードをたくさん食べてしまう、という意見もある。
米国人は摂取カロリーの20%を飲料から摂っていると言われている。炭酸飲料と肥満の関係を示す研究結果もあり、たばこと同様な健康被害の警告表示をすべきだという意見もある。
コカコーラとペプシコは今回の健康的な飲料の投入で、健康に関心の高い消費者を取り込み売り上げを回復しようとしている。