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2007年05月11日

週末に心臓発作で入院すると死亡率が高い

心臓発作によって週末に病院で治療した場合の死亡率が、平日の場合よりもやや高いことが、ロバート・ウッド・ジョンソン医科大学院(米ニュージャージー州)の研究チームの調査で明らかになり、米医学誌「NewEnglandJournalofMedicine」2007年3月15日号で報告された。

研究チームは、1987年~2002年にかけて米ニュージャージー州内の病院で最初の心臓発作の治療を受けた23万1164人を追跡調査した。心臓発作の治療法は、年々進歩しているので、4年単位で調査を実施した。

その患者に最初の心臓発作が起き、入院してから1ヶ月以内に死亡する率(1ヶ月死亡率)は、すべての4年単位の調査期間で週末(土曜日、日曜日)の方が、平日よりもが高かった。

治療法が現在に最も近い1999年~2002年の期間の「1ヶ月死亡率」は、週末が12.9%、平日が12.0%だった。

研究チームは、米国では年間約70万人が最初の心臓発作で死亡しているので、0.9%の差が大きな死亡者数の違いとなって現れるとしている。また、年齢、心臓病以外の疾患などの要素を調整して割り出した「1ヶ月死亡率」のリスクは、週末の方が平日よりも約5%高いとしている。

研究チームのWilliamJ.Kostis博士は、「心臓発作の場合、1~2時間の治療の遅れが死亡、または、脳や心臓へのダメージを招く。心臓発作の治療に必要な血管形成術、バイパス手術をするカテーテル検査室が週末は休みだったり、診療時間を限定している医療機関が多いことが、死亡率の差に現れたのだろう。病院のスタッフも少ないし、平日よりも治療開始までに時間が掛かっていることも今回明らかになった」と述べている。