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2007年05月09日

妊娠を望む人は高脂肪アイスクリームを食べましょう

米ハーバード大学公衆衛生学部の研究チームが、高脂肪乳製品を摂取する女性の方が、低脂肪乳製品を摂取している女性よりも不妊のリスクが低下するという研究結果を、欧州のヒト生殖・発生学協会(本部ベルギー)の会報「HumanReproduction」2007年2月28日付オンライン版で発表した。

JorgeE.Chavarro研究員らの研究チームは、米国のナース健康研究の約11万6000人の女性のデータベースを使用した。1991年~99年にかけて、妊娠を望む24歳~42歳の1万8555人の女性の不妊と食物摂取との関係を追跡調査した。この期間に3430人が不妊症と診断された。

その結果、全乳のアイスクリームのような高脂肪乳製品を1日に1品摂取する人は、1週間に1品以下しか摂取しない人に比べ、無排卵性の不妊症のリスクが27%低かった。全乳のアイスクリームに限定した分析では、週2回以上全乳のアイスクリームを摂取する人の無排卵性の不妊症のリスクは、摂取しない人よりも38%低かった。なお、低脂肪乳製品を1日に2品以上摂取する人は、週に1回以下の人と比べ、無排卵性の不妊症のリスクが85%高かったという結果も出ている。

研究チームは、カルシウム、ビタミンD、乳糖など乳製品に特徴的な栄養素と不妊には関連がなかったことから、卵巣の機能を活発にするために脂肪が必要なのだろう、としている。

Chavarro研究員は、「この分野の研究情報はまだ少なく、今後も調査を続ける必要があるが、妊娠を望む女性は、全乳のアイスクリームを食べた方がよいだろう。
しかし、言うまでもなく、肥満は不妊リスクを高めるのだから、高カロリーのアイスクリームの食べすぎはよくない。摂取カロリーの調節をしながら全乳の乳製品を摂取すべきだ」と述べている。