2007年05月07日
米国では、バイオエタノールの原料となるトウモロコシの需要増加に伴って、家畜の飼料となるトウモロコシの価格が上昇している。
米農務省はこのほど、家畜の飼料費が上昇していることから、牛肉、鳥肉、豚肉の価格が上昇するという見通しを発表した。
また、飼料としてのトウモロコシの値上がりによって、食肉類の生産が減少するとしている。
米農務省によれば、2006年はトウモロコシの収穫量の20%がバイオエタノールの原料となったが、2007年はその25%以上がバイオエタノールの原料になると見ている。
米鳥肉協会によれば、鳥肉の飼料費はこの1年で40%も上昇しており、店頭価格も近く上昇するとのこと。
米国のトウモロコシの市場価格は現在、1ブッシェル(22.7kg)当たり平均3.2ドル(384円)で、昨年の平均2ドル(240円)から大幅に上昇している。
トウモロコシの価格上昇を受けて、全米で今春(2007年)、トウモロコシの作付け面積が大幅に増加すると見込まれている。
米南部のコットン・ベルト地帯でも多くの綿花畑がトウモロコシに切り替わっている。
種苗メーカーは、ミシシッピー州やテキサス州の綿花農家がトウモロコシ生産にシフトしており、害虫や病気への耐性が強い遺伝子組み換え種(バイオテク・ハイブリッド種)の品不足が深刻だ、といっている。