2007年04月20日
ブラジルを訪問中のブッシュ米大統領とブラジルのルラ大統領は、2007年3月9日、両国で世界の7割を生産しているバイオエタノール燃料を石油燃料の代替燃料として世界的に普及させることで、両国が協力する考えを表明した。
ブッシュ大統領はルラ大統領の案内で、サンパウロのバイオエタノール燃料貯蔵所を訪れた後、「バイオエタノールの普及で石油への依存を減らせる」として、環境、そして世界の安全保障にとっても重要であると今回の会談の意義を強調した。
この会談に先立ち、ライス米国務長官とアリモン・ブラジル外相は、バイオエタノール燃料普及促進を協力するための覚書に調印した。
覚書では、世界市場でバイオエタノールを普及するために、品質基準の統一、バイオエタノールの生産を望む国々への技術協力への対処などを規定している。
米国はバイオエタノールをトウモロコシから、ブラジルはサトウキビから生産している。
今回の調印で、米国ではトウモロコシ生産へシフトする農家がさらに増えることによる、他の農産物の減産が懸念され、食品価格への影響がさらに強まる可能性がある。