2007年04月16日
国民の3分の2が肥満という米国で、最近、若年者の肥満手術の件数が急増しているという調査結果が発表された。
ニュージャージー州ニューブランズウィックにあるロバート・ウッド・ジョンソン医科大学とシンシナティ小児病院センターの合同研究チームは、米国の病院の患者統計などで肥満手術について調査をした。
その結果、1996年~2003年にかけて肥満手術を受けた10歳~19歳は、全米で2744人だった。2003年に限ると771人が受けており、1996年~2000年の平均年間件数の約3倍だった。
2003年に肥満手術を受けた成人は、10万4702人で、このうち212人が病院で死亡している。
肥満手術を受けた若年者、成人ともども5%に、呼吸器疾患などの合併症が見られた。
肥満手術を受けた患者の平均入院日数は若年者で3.2日、成人で3.5日だった。
手術費用は、成人の場合平均、3万6056ドル(約433万円)、若年者3万804ドル(約370万円)だった。
研究チームは、若年者の肥満手術が増加したことの背景として、もちろん、肥満者の増加による、生活習慣改善の代わりの手術だろうとしているが、有名人が肥満手術を受けていることも影響しているだろう、と指摘している。若年者は、急激な体重減少に対して精神的に動揺することが多いので、精神的なケアも必要だ、と指摘している。
米肥満手術学会によれば、肥満手術の件数は1996年の2万500件から2006年には、17万7600件と急増している。若年者の件数は同学会は明らかにしていない。