2007年04月04日
有力消費者団体、米公益科学センター(CSPI : Center for Science in the Public Interest)のマイケル・ジェイコブソン事務局長は2007年2月26日、米国内の多くのレストランチェーンが、1人前の料理が1日分の総摂取カロリーに相当するメニューを提供することによって、米国民の肥満を助長していると発表した。
同事務局長は、1皿当たり2050カロリー以上の料理を提供しているレストランチェーンの実名を挙げて、「肥満や心臓病を本気で予防するには、これらのレストランの食事を何とかしなければならない。客が注文した料理について何の説明もないまま、こんな(事務局長はチーズがたっぷりかかった大盛のチキンパスタを手にしながら会見に応じていた)料理を出して、過食を奨励しているようなものだ。州政府、連邦政府は、この様なレストランに対して、メニューに栄養データを載せるように指導すべきだ」と指摘した。
米国民の1日当たりの必要摂取カロリーの平均は、女性2000カロリー、男性2500カロリーとされている。CSPI(本部:ワシントンDC)は、米ファストフード大手、ヤム・ブランズ社(ケンタッキー・フライド・チキン、ピザハットの親会社)を相手取り、トランス脂肪酸含有の調理油使用中止を求めて2006年6月に提訴をするなど、設立以来35年にわたり活発な活動を展開し、「食品の警察」と呼ばれている。
マイケル・ジェイコブソン(Michael F. Jacobson)事務局長は、「Six Arguments for Greener Diet」(よりグリーンな食事をする六つの理由)の著者で、地球環境にやさしい食事を提唱している。植物性の食事を多くすることで、「健康寿命」を延ばせることを証明しつつ、食物性の食事によって地球の温暖化対策もできるとしている。