2007年04月27日
米海洋大気局(NOAA:National Oceanic and Atmospheric Administration http://www.noaa.gov/)は2007年3月15日に発表した報告書で、北半球の冬にあたる2006年12月~2007年2月の地球全体の平均気温が、NOAAが1880年に観測開始以来、最も高かったことが明らかになった。
報告書によれば、2006年12月から2007年2月の3ヶ月間の地表と海面を含む地球の平均気温は、20世紀の平均よりも0.72℃高かった。
2月だけでは観測史上6番目だったが、1月の記録的な北半球の暖冬によって、3ヶ月の平均気温が押し上げられたとしている。
地域別では、米国北東部、アジア、欧州、西アフリカ、ブラジル南東部などで平年より高い気温が観測された。
平年より気温が低かったのは、米国中部(テキサス州、コロラド州、カンザス州ニューメキシコ州)とサウジアラビアの一部地域だった。
1976年以降の10年単位での気温上昇は0.18℃で、それ以前の0.06℃の3倍となっており、特に北半球の高緯度地域での平均気温の上昇が著しい。
NOAAの担当者は、平均気温が高かった理由として、太平洋赤道域の海面水温が上昇するエルニーニョ現象をあげているが、 これまでで12月~2月の平均気温が最も高かったのは2003~4年、次いで1997~8年で、平均気温の上位10年は1995年以降に集中していることから、温室効果ガス排出による地球温暖化によって気温が上昇したことを裏付ける報告書になったといえる。