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2007年03月20日

紅茶はミルクなしで飲みましょう

紅茶に含まれる成分、カテキンには、心臓病予防効果があるが、ミルクティーの場合、この効果がなくなってしまうという研究結果を、独ベルリン大学付属病院のフェレナ・シュタングル博士らが、欧州の心臓病研究専門誌でこのほど発表した。この研究は健康な女性16人を対象にした。対象者がミルクなしの紅茶、ミルクティー、お湯をそれぞれ飲んだあと、超音波画像で腕の動脈の状態を観察した。飲む前と飲んだ後2時間後のデータを比較したところ、ミルクなしの紅茶を飲んだ後は、血液の流れが明らかに早くなっていたが、ミルクティーとお湯の場合には変化が全くなかったという。この実験と並行して、ラットでの実験も実施された。ラットにミルクなしの紅茶を与えたところ、血管の拡張を促進する一酸化窒素(NO)が増加したが、ミルクティーではこの変化がなかったという。シュタングル博士らは、紅茶によって血行が良くなるのは、抗酸化物質であるカテキンの作用だとしている。しかし、ミルクティーにしてしまうと、ミルクに含まれるカゼインという蛋白質がカテキンと結びついてしまい、抗酸化作用を抑えてしまうと考えている。シュタングル博士は、「紅茶を日常的に飲む習慣がある英国で心臓病や脳卒中の発生率が特に低くないのは、伝統的にミルクティーを飲むからでは」と、推測している。紅茶の健康効果には、癌予防効果があるという報告もあるが、同博士は、「ミルクが紅茶の成分の働きを変化させるのなら、癌予防効果もミルクの影響を受ける可能性がある。今後はこの点を検証したい」としている。