2007年03月15日
2004年の米国での癌による死亡者は55万3888人で、前年比3014人(0.5%)の減少だったという集計結果を、米国癌協会(ACS American Cancer Society)が2007年1月17日にACS発行の「Cancer Journal for Clinicians」で発表した。ACSの集計で初めて前年比の癌死亡者数が減少した2003年(前年比369人の減少)、2004年と2年連続の減少となり、ACS会長のJohn R. Seffin博士は、「米国での癌死亡者数の減少傾向がはっきりしてきた。減少率が最も大きい大腸がん(2004年は男女とも前年比約1100人の減少)は、内視鏡の普及で早期発見・治療ができるようになったからだ」とコメントしている。そして、Seffin博士は、「全米各地で禁煙条例ができるなど喫煙者が減少し、受動喫煙も減少した。癌予防のための食事教育、早期発見のための検査技術の向上、効果的な治療法の開発など、我々のチャレンジの成果が2年連続減少という数字で証明された」とも述べている。尚、ACS発行の年次報告「Cancer Facts & Figures 2007」では、2007年に全米で約144万4920人が新たに癌になり、約55万9650人が癌で死亡すると予測している。部位別では、肺癌の死亡者が男女ともに2007年も最も多いと推計。2007年に21万3380人が新たに罹患し、16万390人が死亡するとしている。女性の肺癌死亡者数は横ばい、男性は減少すると見られている。乳癌の死亡者は早期発見、治療の結果、1990年以降、着実に減少している。2007年は約17万8480人が新たに罹患し、4万910人が死亡。前立腺癌も減少している。2007年に11万2340人が罹患し2万7050人が死亡。大腸癌は罹患者、死亡者ともに減少。2007年は11万2340人が罹患、5万218人が死亡と予測されている。