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2006年11月14日

マリファナの成分がアルツハイマー病の進行を遅らせる

マリファナの成分に、アルツハイマー病の進行を遅らせる効果があると、スクリップス研究所(SRI Scripps Resarch Institute 米カリフォルニア州)が発表した。SRIの研究者によると、マリファナの主な成分である「テトラヒドロカンナビノール」(THC Tetrahydrocannabinol)に、神経伝達物質であるアセチルコリン(Acetylcholine)の分解を防ぐ効果を確認したとのこと。アルツハイマー病は、認知機能の低下などの症状がある痴呆性疾患で、原因は不明だが、進行を遅らせるための薬物療法として、アセチルコリン分解酵素の阻害薬が用いられている。SRIの研究者は、今回の新しい知見によって、現在市販されているものよりも、効果的なアルツハイマー病向けの薬品が開発できるとしている。米国では、化学合成されたTHC(商品名マリノール)を、多発性硬化症や緑内障の治療、末期がん患者の痛みの緩和薬として用いている。州によっては、大麻を医療目的で使用することを認可している。日本では麻薬及び向精神薬取締法により、THCは麻薬に指定されている。