2006年11月09日
スタンフォード大学医学センターは、2006年10月1日から、医師や医療従事者が製薬会社から贈り物を一切受け取ることを禁止した。医療現場に製薬業界が及ぼす影響力を抑制するためである。この様な規定の導入は、アメリカの医科系の大学の間でしだいに高まっており、エール大学やペンシルべニア大学にも同様の規定がある。スタンフォード大学の規定では、医師が無料で薬品の試供品を受け取る行為、製薬会社と関連する代理執筆者を使って医学雑誌などに寄稿する行為などを禁止している。一方、研究製薬業界の代表は、「薬品の品質向上、新薬の開発などのために、日々、医療関係者と蜜に関係を保とうとしている我々の活動を拒むもので、引いては、患者の不利益につながる」と、この規制を批判している。しかし、ある医療ジャーナリストは「競争が激しいアメリカでは、自社の製品を売り込むために、医療の現場にまで押しかけて、医師に圧力をかけているケースもある」という。「この様な、論外な行為を締め出すためにも、製薬会社と医師の関係は、きびしく監視すべきだろう」とコメントしている。