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2006年10月20日

ミッキーマウスが青果売り場に進出

最近、アメリカのスーパーマーケットの青果売り場に、アニメキャラクターが印刷された識別ステッカーやパッケージ入りの野菜、果物が並べられ、売り上げを伸ばしている。子供の食教育、肥満などに対する懸念を背景に、健康的なイメージを画策する娯楽業界と市場拡大を図る青果業界の思惑が一致したのだ。青果流通業のイマジネーション・ファームズ社(インディアナ州)は、娯楽大手ウォルト・ディズニー社からライセンスを取得し、2006年5月から、全米15ヵ所の生産者から届く野菜、果物を、「ディズニー・ガーデン」というブランド名で大手スーパーマーケットに卸している。ミッキーマウスとミニーマウスが印刷された箱にパッケージされたブドウ、ドナルドダック、デイジーダック、グーフィーの識別ステッカーが貼ってあるモモなど約30品目。9月からは、くまのプーさんを有機農産物のマスコットにし、まず、くまのプーさん印の有機りんごが商品グループに追加された。イマジネーション・ファームズ社は、「2006年末までに100品目、2007年末までに200品目を目標に取り扱い商品を拡大したい」としている。カリフォルニアで果樹園を経営するクレイグ・イトウ氏は、イマジネーション社と契約をした生産者の1人。「子供達にもっとフルーツを」と考えていたイトウ氏の狙い通り、キャラクター付のモモ、ネクタリン、スモモは、好調に出荷量を伸ばしているという。店頭にはこの他に、映画大手ワーナー・ブラザーズ社と流通業者レディ・パック・プロデュース社のライセンス契約による小鳥のトウィーティー印のブドウ、子供向けテレビチャンネル「ニコロデオン」の人気アニメキャラクター、スポンジ・ボブ印のほうれん草などと続々と登場している。娯楽業界と青果業界のタイアップは、過去にも「ポパイのほうれん草」といった例があるが、ライセンス契約料がネックとなり普及しなかった。ディズニー社はイマジネーション社との契約内容を公表していないが、青果業界誌の編集者は「娯楽業界の目的は、ファミリー向けの健康イメージアップ。ライセンス料でもうけるつもりはない。ライセンス料を低く設定している可能性が高い」と話す。アニメのキャラクターは、ファストフード、菓子、清涼飲料水の包装に度々登場し、子供に不健康な食生活をうえつけているというイメージがあるが、青果業界とのタイアップで健康イメージが獲得できれば、安い広告料だといえる。