2006年10月13日
肥満が深刻な社会問題となっている米国で、消費者の健康食品への理解不足が問題になっている。一例として、肥満度指数(BMIボディ・マス・インデックス)30の肥満の女性が、減量するために、食べ物をすべてオーガニックフードに変えたが、少しも体重が減らなかった。彼女は好物のポテトチップスをオーガニックのポテトチップスに変えたが、カロリーは同じだったのだ。米食事療法学会(ADA)のクリスティン・ガーブスタット広報担当は「オーガニックだからといってカロリーが低いわけではない。減量のためには、食品の包装にある成分表を見て、カロリーを確認しなくてはいけない」と語る。シーダーズ・サイナイ病院(ロサンゼルス)のマーリン・クラーク栄養士は、減量に熱心な人は、健康的な食品に対する関心が高くなる。チーズケーキとブルーベリー・パイのどちらかを選ぶ時、果物が入っている方が健康的だという理由で、カロリーが高いブルーベリー・パイを選んでしまう。と説明した上で「健康食は減量食ではない」と強調する。食品マーケティング研究所(FMI)の2005年の調査によると、59%の回答者が、日頃、健康的な食事を摂ろうとしていると答えた。また、42%が減量を念頭に食品を選択すると回答した。一方で、回答者の20%が、オーガニックには健康的なイメージがあり、減量に良さそうだが、何を意味するのか分からないと答えた。 FMIによれば、オーガニック食品市場の2004年の売上高は、前年比13%増の184億ドル(約2兆2000億円)に達した。