2006年10月02日
常時、照明のついた環境で、マウスの赤ちゃんを育てると、睡眠と目覚めのリズムを担う脳細胞の時計遺伝子が乱れるという実験結果を、東北大学病院周産母子センターの太田英伸助手とバンダービルト大学(米テネシー州)の研究チームが米小児科専門誌に発表した。 人間とマウスの体内時計の仕組みは基本的には同じとされ、実験結果は人間の赤ちゃんにあてはまる可能性が高い。 研究チームは、体内時計の中枢とされる神経核、視交叉上核に着目した。誕生直後のマウスを、12時間ごとに照明の明暗を繰り返すグループと常時、照明をつけるグループに分けて、3週間育て、時計遺伝子の活動を調べた。 保育器内で長時間過ごす早産児にとって、どの様な光環境が良いか、様々な議論があるが、太田助手は「家庭内の照明でも、昼夜に相当する明暗の区別がある方が新生児にとって望ましいだろう」と述べている。