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2006年09月22日

「飲む発毛剤」は女性にも効く−−テストで確認

発毛剤には、ミノキシジルなどの「頭皮に擦り込む液体」と、プロペシアなどの「飲む錠剤」がある。「頭皮に擦り込む液体」の方は、男性用と女性用、2種類あるが、「飲む錠剤」の方は、成人男性用だけで、女性、子供は使用不可である。プロペシアをFDA(米食品医薬品局)が認可した際にも「妊娠中の女性、妊娠の可能性のある女性、子供は、絶対に服用してはならない。割れた錠剤を触ってもいけない」と厳重注意がついた。理由は、プロペシアの成分である「フィナスステライド」(finasteride)によって、体内で男性ホルモンのテストステロンに変化が起き、胎児が男子の場合、外部生殖器に異常が発生する可能性があるからだ。ところで、女性にも、頭頂や前頭部の生え際に、特有のパターンをしたハゲができることがある。まず、毛がだんだん薄くなり、一本、一本の毛も細くなり、ついに、ハゲになってしまう。もし、この様な女性のハゲに、擦り込む液体の効き目がない場合、どうすればいいのだろうか。そこで、あえて、「飲む錠剤」プロペシアを女性のハゲに使ってみる試験が実施された。試験は、胎児に異常が発生しないように、被験者の女性は、経口避妊薬で避妊をして実施された。被験者は、37人で、全員、女性特有のハゲがある。毎日、プロペシアを服用し、1年後、ハゲの部分の写真をとって調べたところ、37人中23人の女性の患部の毛髪の密度が改善された。これは全被験者の62%にあたる。被験者のうち、13人(35%)は、1年前の毛髪の状態のままで、前より悪化した人が1人いた。また、「全体として、毛髪の状態はどうなったか」の問いに対して、29人(78%)が「良くなった」、8人(21%)は、「変化なし」と回答した。この試験結果から、ハゲに悩む女性は、避妊を条件に、プロペシアを服用してみてはどうか、と研究者は言っている。なお、この研究は、雑誌「皮膚科学紀要」(Archives of Dermatology)2006年3月号に掲載された。