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2006年09月06日

降圧剤の心不全予防効果を比較すると

心不全の一番の原因は高血圧である。心不全と診断された人の90%は血圧なのだ。ということは、どんな降圧剤を、どのように使うかが、心不全の予防のカギとなる。そこで、3種類の降圧剤を患者に与えて、心不全がどの程度予防されたかを見る研究が行われた。雑誌「サーキュレーション(循環)」2006年5月9日号に掲載されたところによると、この研究では。心不全と診断された55歳以上の人3万3357人を、3つのグループに分けた。第一のグループには、降圧利尿剤「クロールサリドン」(chlorthalidone)を、第2のグループにはカルシウム拮抗剤の「アムロディピン」(amlodipine)、第3のグループには、AECインヒビターの「リシノプリル」(lisinopril)を与えた。こうして1年経過後、調べたところ、カルシウム拮抗剤、あるいは、AECインヒビターを飲んだ人で、心不全のために入院した、あるいは心不全のために死亡した人は、降圧利尿剤を飲んだ人の場合よりも2倍以上に上った。5年が経過した時点で調べたところ、カルシウム拮抗剤を飲んで、重度の心不全と診断された人の割合は、他のグループの場合よりも、22%増だった。この結果からすると、心不全予防のための降圧剤は、降圧利尿剤が最適ということになったが、この試験研究の過程で、患者はさまざまな薬剤を飲んでおり、一概には言えない、と研究者たちは言っている。なおこの研究には、降圧剤メーカーのファイザー社、アストラゼネカ社、ブリストルマイヤーズ・スミス社から資金が出されており、15人いた研究員のうち3人は、このいずれかの会社から手当をもらっていた。