2006年09月25日
米医師会(American Medical Asociation)は、全米で近く本格的に減塩運動を開始する予定である。AMAは、米食品医薬品局(FDA)には、すでに、sodium(塩分)に関する成分表示の見直しを求め、塩分を多く含む食品には特別な警告を義務づけるように提案している。また、食品業界やレストラン業界には、今後10年間で、食品に含まれる塩分量を50%以上減らすように求めている。現在、平均的な米国人は、1日約4000ミリグラムの塩分を摂取している。FDAは、1日2400ミリグラム以下なら問題ないとしている。一方、AMAは、1食あたり、480ミリグラム以上の塩分を含む食品について、塩分過多食品と認識すべきだと警告している。健康を維持するためには、50歳以下の場合は1日1500ミリグラムまで、50歳以上の場合は1日1200~1300ミリグラムまでの塩分摂取を推奨している。塩分を大量に摂取すると、体はより多くの水分を体内に保とうとする。余剰な水分は血管内の血流量を増やすため、高血圧につながる。問題は、高血圧が目に見える症状として現れにくい点であり、放置すれば、心臓発作、脳卒中などを引き起こす。AMAは、米国では、6500万人が高血圧とみられるが、その3分の1が高血圧であることを認識をしていない点を問題視している。AMAの専門医は、「最近、米国人は、炭水化物や脂肪の摂取について関心を高めているが、これからは、減塩を中心にすべきだ」と話している。