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2006年08月30日

前立腺がんは積極療法がいいか温存がいいか

前立腺がんと診断された場合、放射線療法とか手術など、積極療法を選ぶかどうか、迷うところだ。とくに若い年齢層の男性にとっては、前立腺切除手術など、積極療法にともなう副作用のために、「クオリティオブライフ(生命の質)」が低下することを考えると、なるべくく手術などは避けたい、と思う。とくに、前立腺がんの転移はゆるやかではないか。だから急ぐことはないと思う。しかし、何もしないと心配だ。そこで、研究者たちは、前立腺がんと診断されたが、転移していていない、76歳から84歳までの男性465人の医療記録を調べた。その結果、175人(38%)が、前立腺切除手術、放射線療法など、積極療法を受けていた。これに対して、290人(62%)は、ホルモン療法を受けていただけで、症状が悪化しない限り、特別な療法は施されていなかった。積極療法を受けた患者は、温存療法の患者と比べると、当然、泌尿器系、消化器系に機能障害が多かった。この研究期間中に、155人の患者が死亡したが、その大半(82%)は、前立腺がん以外の病気が死亡原因だった。また、5年生存立率は、積極療法組は98%、温存療法組は92%で有意差はなかった。この結果について、研究者たちは、積極療法がいいか、温存療法がいいかは、一概に言えないが、どちらを選ぶかは治療後の、メリット、デメリットを良く聞き、良く考えて決定したほういい、と話している。