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2006年08月22日

果物は切っても保存しても栄養価値は意外と長持ち

新鮮な果物は、スライスしたり、袋に入れて保存すると、悪くなりやすい、と考えられているが、その常識に反して、意外とその栄養価値は変わらないものであることがわかった、とカリフォルニア大学デービス校のアデル・カデール教授らの研究者たちが伝えている。雑誌「農業と食品化学」(Journal of Agriculture and Food Chemistry)2006年6月14日号で発表されたこの研究では、研究者たちは、新鮮なパイナップル、マンゴ、カンタロープ(マスクメロンの一種)、スイカ、イチゴ、キウイを使って、実験を進めた。その結果、いずれの果物も、温度41度(摂氏5度)の冷蔵庫に9日間保存した場合、切ったり、袋に入れておいた場合でも、ビタミンCやその他の抗酸化作用のある物質は失われておらず、栄養価値に変化はなかった。例えば、スライスしたパイナップルの場合、冷蔵庫に9日間入れておいた後、ビタミンCとカロテノイドを測定したら、最低限の損失にとどまっていた。それどころか、実験の一部として、スライスしたパイナップルを日光に当てておいたら、実際にビタミンCが増えていたという。また、市場価値と言う観点から果物をみると、たとえば、イチゴやキウイは、6日もたつと売り物にならない、とされているが、実際には、6日以後も、ビタミンCやその他の栄養に変化はない、ことがわかったという。「つまり、果物は、丸ごとでも、切っても、栄養価値が失われる割合は、変わりない、ということである」と研究者たちは言っている。