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2006年08月07日

グレープフルーツが薬の効き目を増強させるわけ

グレープフルーツが、体の中で、薬の効き目を増強させる効果がある、といわれていたが、米ノースカロライナ大学のポール・ワトキンス博士が、2006年5月9日、その理由がわかった、と発表した。それによると、まず、人間の小腸には、「CYP3A」と呼ばれる酵素があるという。この酵素は、体内に吸収された薬を部分的に解体してしてしまう働きがある。そのために、体内に入ってきた薬が100%効果を発揮できないようにしてしまう、という。ところが、グレープフルーツのジュースには、「CYP3A」に干渉し、その酵素の働きを抑える効果がある物質があることがわかった。 ワトキンス博士は、その物質は「フラノコウマリン」(furanocoumarin)と呼ばれ、グレープフルーツ・ジュースの中にだけ発見したという。 そのために、薬と一緒にグレープフルーツをに飲むと、その結果、その薬が通常より多く体に吸収され、効き目が通常よりも強くなる、というのだ。同博士は、この物質がわかったことによって、いろいろなことが考えられる、と言っている。まず、この物質をを飲みやすい薬剤にすれば、薬の効き目を良くすることが可能だ、また、薬の投与量を減らすこともできるだろう。というまた、「フラノコウマリン」の含有量を少なくするか、ゼロにするようにグレープフルーツの新品種を育成すれば、薬が効きすぎるようなことのないグレープフルーツができて、販売されるだろう、と言っている。そうなれば、これまで、グレープフルーツを食べてはいけない、といわれていた患者も、このビタミンCの宝庫を安心して食べられるようになるだろう、と博士は言っている。