2006年08月29日
ロサンゼルスで、同性愛の男性の間で、奇妙な病気が流行っている、という通告がきっかけで、初めてエイズが診断されてから、今年で25周年。この間、治療、診断面で進歩があり、エイズの発病は、必ずしも死の宣告ではなくなった。とは言え、エイズの病原体であるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染していることを知らないでいる人は、全米でいまだに31万2000人にも上っていると、米連邦政府の病気のお目付役であるCDC(米疾病管理予防センター)は、エイズ25周年に当たっての声明で述べている。そして、エイズに感染していても、その診断、治療を受けていない人は多く、この面でいまだに遅れている、と指摘している。そこで、エイズを早期、かつ、定期的に診断できるような体制を整える必要がある、と提唱している。つまり、エイズを特殊な病気としてでなく、日常的な医療のなかで、診断、治療できるようにすべきである、とCDCは述べている。とくに、エイズ感染のリスクが高い人たちをターゲットにして、本格的な診断、予防措置をとる必要があるという。CDCによると、人によって、エイズに感染するリスクが大きく違っていて、まず、新たにエイズと診断される人のうち、男性の同性愛者が45%を占めているという。何と、ホモの半数が、エイズの危険性が高い人たちである、と考えてもいい、というのだ。さらに、人種的にもエイズ発病のリスクが大いに異なっていて、白人に比べると、エイズと診断される割合は黒人が8.5倍、ヒスパニック系が3.3倍(2001年~2004年)となっている。