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2006年07月24日

危篤状態の患者は太め方がよくもちこたえる

肥満は健康の敵、何とか体重を減らせないものか、と、現代人は、ほとんどがやせたい、と思っている。ところが、太めの方がよく生き長らえる、体重が重いほうがいい、という報告が、雑誌「危篤時の医療」(Critical Care Medicine)に掲載された 報告をしたのは、オハイオ州立大学医学センタ−のジェームズ・オブライエン博士らの研究チームで、研究者たちは、過去6年間に、のべ84の病院に、急性肺疾患で入院した1488人の患者を調べた。調べたのは、人工呼吸器がつけられた重症の患者ばかりだった。 調査はおもに、患者が死の直前はどうだったのか、を中心に調べたが、肥満度を示すBMI(ボディマス・インデックス)が大きい、つまり、肥満度が高い人ほど死亡率が低い、ことがわかった。逆に、肥満度が低い、つまりやせの患者ほど、死亡率が高いことがわかった。なぜ、体重が重いほど生存率が高いのか、について、研究者たちは、よくわからないが、おそらく、肥満のために、日ごろから、血栓防止の薬などを使っていて、これらの薬が最後に有効に働くのではないか、とみている。また、やせは健康のあかし、というのは間違いで、むしろ、病弱のシンボルであって、体が弱ってくると、持ちこたえられなくなるのではないか、と見ている。いずれにしても、健康維持のためには、太り過ぎ、やせ過ぎ、いずれもよくないことを知るべきである、と研究者たちは言っている。