2006年07月07日
アメリカでは古くから、歯痛で困った時には、ウイスキーを患部にたらすか、少量を飲むといい、と信じて、実行している人がいる。この治療法は、南北戦争(1861ー66)の戦場で使われ、以来、アメリカの民間療法として伝えられてきた、という。おそらく、戦場ではウイスキーが必需品で、アルコール代わりに使われており、歯痛止めとしても使われたのだろう、と見られている。ところで、ウイスキーで、本当に歯の痛みが治まるのだろうか、役に立つ治療になるのだろうか。米歯科学会(American Dental Association)のスポークスマンでオハイオ州クリーブランドの歯科医、マーシュー・ムッシーナ博士は、「科学的根拠は甚だうすいが、ウイスキーで一時的にも痛みをしのげるのなら、それもいいだろう」と、言っている。同博士によると、アルコールはバクテリアと戦う力はある程度あるが、口内の感染を防ぐまでにはとても行かない。また、局所麻酔の働きもないという。では、もし真夜中に、子どもが歯がいたいといって泣き出したら、どうする?ムッシーナ博士は、「24時間オープンのドラッグストアにかけこんで、アンベソール(Anbesol)など、店頭販売の痛み止めを買って使えば、痛みは止まる。肝心なことは、歯痛があった翌日に、必ず歯科医を訪ねて診断を受けること。歯痛は、その裏に、重大な問題が潜んでいる可能性が大きいからだ」と注意を促している。