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2006年07月31日

妊娠期間が短くなっている−−40週が39週に

米連邦政府のデ−タによると、アメリカで生まれる赤ちゃんの出産日が、このところ、だんだん早くなり、従来、標準的だった妊娠40週で分娩が、いまや、平均して、39週になったことが明らかになった。 たとえば、2003年にアメリカで生まれた赤ちゃんの9%は、「晩期早産」といわれる、妊娠34週から36週の間に生まれており、この割合は年々増加し、10年前より7.6%増え、かつてない高い割合を記録した。 これを換算すると、年間35万人以上の赤ちゃんが「晩期早産」で生まれていることになる。 従来、早産の問題というと、妊娠32週より前に生まれる未熟児が問題だった。しかし、こうした未熟児が生まれる割合は、このところあまり変わっておらず、むしろ、晩期早産の赤ちゃんの問題に関心が移ってきた。なぜ、予定日より少し早く生まれるケ−スが増えたのか。その理由について、専門家は、まず、妊娠の高齢化をあげている、晩婚化にともなって、初産が30歳代にずれ込むと、妊娠、出産にともなう異常が増え、不妊治療による多胎(双子、三つ子など)が増加し、そのために、出産を早めるケ−スが多くなっているからだ。また、妊娠年齢が遅くなると、妊婦の肥満、高血圧、糖尿病が問題になることが増え、妊娠を早めに終了させる必要が出てくる。さらに、帝王切開の必要も多くなる。加えて、女性が一般に出産を早めることを希望するようになり、それができる時代になったこと、妊娠中の診断技術の進歩で、胎児、母体に問題がある場合、それが早くに発見できるようになり、医師も、分娩を早めて、未然に危険を回避するようになっていることもあげられている。ところで、出産を早めることによって、生まれてくる赤ちゃんにはどんな影響が出るのだろうか。少しくらい出産が早まっても、赤ちゃんには、そんなに大きなリスクはない、とする見方もある。しかし、予定より早く生まれた赤ちゃんは、短期的、つまり、生まれてすぐに、さまざまな問題を抱える可能性がある、と指摘する専門家が多い。例えば、呼吸、授乳、黄疸などの問題が考えられる。しかし、長期的な影響、つまり、月満ちて生まれた子どもと比較した場合、その子どもが行動、学習、などの面で、問題があるかもしれない。今後の研究を待つことになる、と専門家は言っている。