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2006年07月03日

米で20年ぶりおたふくかぜが流行−−感染者3000人

おたふくかぜ(mumps,流行性耳下腺炎)がアメリカの中西部を中心に流行している。CDC(米疾病管理予防センター)によると、2006年5月4日現在、2869人の感染が確認され、まだまだ増えるとみられている。流行地域は、中西部から東部へ移動している。確認された感染者は、アイオワ州がもっとも多くて1552人。次いでネブラスカ州1305人となっており、カンザス、イリノイ、ウイスコンシン、ミズーリ、ペンシルベニア、サウスダコタ、など合わせて13の州にまたがっている。また、これらの地域に旅行して感染したとみられるおたふくかぜ感染者が、コロラド、ミシシッピ、アーカンソー、ニューヨークなど8つの州から報告されている。これらの感染者のうち、35人が入院した。おたふくかぜの原因はムンプスウイルスの感染で、飛末によってうつる。4,5歳で感染、発病するケースが最も多い。潜伏期は2、3週間で、耳の下にある唾液腺の耳下腺がはれて、痛みもある。はれがひどくなると、痛みのために、口を大きくあけられなくなる。1週間か10日ではれは引く。発熱は2、3日から1週間で下がる。合併症でこわいのは、髄膜炎で、約10%に起きる。よく、おたふくかぜになると、男子の場合、生殖機能が損なわれる、といわれる。しかし、合併症として、精巣炎がおきることがあるが、これによって、男性不妊になることはまれで、心配することはない、と言われている。普通、ワクチンを接種すれば予防されるが、アメリカでは、必ずしも予防接種が徹底されていない、したがって、アメリカでは、毎年、各地で散発的に感染例が報告されているが、今度のような大がかりな流行は、20年ぶりという。子をもつ親は、各地の衛生当局や病院に、おたふくかぜの予防策を問い合わせているが、専門家によると、まず、予防接種をしているかどうか、を確認する必要があるという。予防接種は3種混合ワクチン(はしか、おたふくかぜ、風疹)を2回接種するのが普通で、もし接種していないことがわかったら、1回だけでも、早急に行うよう、注意している。