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2006年06月29日

母親のうつを治療すれば、子どもの病がよくなる

母親のうつを治療すれば、それまで行動に異常があったその母親の子どもの病状が良くなった、という研究成果が、2006年4月発行の「ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション」(JAMA)で発表された。母親がうつ状態だと、どうしても子どもの心に影響が及ぶ。とくに、行動に異常が起きるといわれている。米コロンビア大学医学センターのミルナ・ワイスマン博士らは、その実態を把握し、母親のうつを治せば、子どもの健康状態はどう変化するだろうかを調べた。博士らは、まず、うつ病に悩む151人の母親をえらんだ。母親はいずれも、7歳から17歳の子どもがあり、2001年から2004年にかけて、開業医や、精神病クリニックでうつの治療療を受けた。その3ヵ月後、うつ状態がよくなった母親の子どもを検診したところ、行動異常と診断された子どもの数が、治療前より11%減っていた。これに対して、うつの治療を受けなかった母親の子どもでは、行動異常と診断された数が、8%増えていた。また、はじめに行動異常と診断された子どもの母親のうつが良くなった場合、子どもの異常の33%が、治まったという。さらに、試験が始まる前に、行動異常の問題がなかった子どもは、母親のうつが治ったあとにも問題は起きなかったが、母親のうつの病状が改善されなかっ場合は、13%の子どもに、行動異常の兆候が見つかった。このことかから、研究者たちは、「もし母親がうつ状態にあったら、積極的にその治療に努力すべきである。うつが治れば、親にも子のためにもいい。逆に、母親のうつを放置すると、親も子もみじめなことになる」と述べている。