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2006年06月08日

メタン排出を減らせば多数の人命が助かる

工業生産の現場から排出されるメタンガスを減らせば、オゾンによる大気汚染を食い止め、世界的に、何十万人の人の命を助けることができると「米国立科学アカデミー紀要」(proceedings of National Academy of Sciecnces)最近号で発表された。この研究を発表したのは、ニュージャージ州にある米プリンストン大学の研究者グループ。メタンガスは、オゾンの形成を促進する。したがって、メタンガスを減らせば、オゾンによって生じる地球的な気候変動を減らすことができる。さらに、地上のメタンガスは、心臓と肺の疾患と関連が深く、したがって、メタンガスがを減らせば、それだけ、健康上の恩恵がある、という。研究リーダーのジエイソン・ウエスト博士によると、コンピュータ・モデルを使って算出したところ、メタン排出量を現在の水準から20%減らせば、2010年から2030年の間に、世界的に推定37万人間の命が救われる、という。また、経済的にも、1トンのメタンガスを減らすのに、100ドル(1万2000円)かかっても、国民の医療費が240ドル分節約できるという。「このように、メタンガスの排出を減らす努力をすれば、その恩恵によって、経済的にも、十分見合う」と同博士は言っている。なお、2004年に、米環境保護局が音頭をとって、世界のメタンガスの排出量の70%を占める先進17ヵ国の間で、「メタンガス・マーケット]方式による、排出削減の協定ができている。