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2006年06月03日

血液中のトランス脂肪の量を知る測定法できる

トランス脂肪(trans fat)は体内で、悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らすので、心臓血管系の病院のリスクを高めることで知られている。この脂肪は、植物性の油脂に手を加えて、固体化して、加工しやすくしたもので、代表的なのがマーガリン。この他、ポテトチップ、クラッカー、パイなど菓子類、加工食品によく使われている。このところ、トランス脂肪を減らす努力が、アメリカでは各方面で実行されている。「トランス脂肪ゼロ」と書かれた食品も多い。FDA(米食品医薬品局)では、近く、販売される食品に含まれるトランス脂肪の量を、消費者にわかるように表示することを義務づけることにしている。こうしたなか、「あなたの血液中のトランス脂肪の量がわかります」という触れ込みの、新しい測定法が登場した。これは、ミズーリ州カンザスシティの「オメガマトリックス社」(OmegaMetrix)が開発したもの。同社は、ミズーリ大学関連の「カンザスシティ・セントルーク病院」と密接なつながりがある。同社はすでに、脂肪酸のなかでも、不飽和脂肪酸で体によいとされている「オメガ3脂肪酸」の血液中の量を測定する方法を世に出している。「トランス脂肪測定装置」は、まだFDAの承認を得ていないが、価格は、「オメガ3脂肪酸測定」が1回100ドルでこれに上乗せされて、全部で125ドル(1万5000円)の予定だという。同大学のウイリアム・ハリス教授によると、1500人を相手に、試験的に、トランス脂肪を測定した結果、ほとんどの人のトランス脂肪は、全脂肪中2,5%以下だったが、多い人では、4,5%から8%にも達していた、という。では、この値が高い人は、心臓病のリスクが高いと言えるかどうかについては、ある専門家は、断言はできない、という。というのは、トランス脂肪が多いと、心臓病のリスクが高いことはわかっているが、トランス脂肪単独でリスクを高めているのかどうか、確認されていないからだという。