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2006年06月30日

芝刈り機の事故はばかにならない−−年8万人も救急病院に

青葉の季節になると、戸建ての住宅では、芝刈りで忙しくなる。コミュニティとの約束で、自宅の庭の草を伸ばし放してはいけないことになっているからだ。芝刈りも、ゆっくり、のんびり、気晴らしでやっているうちならいいが、気温上昇とともに、草はどんどん成長する、芝刈りに要する労力も時間も、そして、作業の回数度もどんどん上がる。こうなるともう、苦痛である。芝刈りの必要のないアパートの住人は、一戸建ての自宅のあるじが、汗を流しているのを横目で見て通りすぎる。「汗だけでない。あるじは時に血を流して、大変なことになっている」と、ライス大学(テキサス州)のバネッサ・コスティラ博士と、ジョンズホプキンス大学(メリーランド州)ブルームバーグ公衆衛生学部のデビッド・ビシャル博士が、雑誌「救急医学」(Annals of Emergency Medicine)最新号で書いている。同博士らが調べたところ、最近9年間の芝刈り機による事故の統計によると、一年平均7万4000人が救急病院に運ばれている。まだ、まとまっていないが、2004年には8万人を超えるだろう、と見られている。もっとも多いけがは、もちろん、鋭利な芝刈り機の刃によるもので、なかでも、足の指を1、2本切断する事故が多く、入院するケースの3分の1を占めているという。あるいは、操作している人あるいは、側で見ている人が機械に巻き込まれる事故も多いという。さらに、子どもが芝刈り機にひかれることも少なくないという。お年寄りの場合は、芝刈り機を押していて、滑りやすい下り傾斜で転倒して、けがをすることがもっとも多いという。研究者たちは、芝刈り機によるけがは、気をつければ、予防できるケースばかりで、ポイントは、子どもを近づけないこと、ゴーグルをつけること、長いズボンをはくこと、指先までぴったりの靴をはくこと、事前にトレーニングをしてから芝刈り機を使うこと、と注意している。