世界最新!健康とサプリメント関連ニュース

健康とサプリメントニューストップページに戻る

2006年05月31日

ヒートラップで腰痛の痛みが和らぐ

腰痛の痛みを緩和させるためには、各種飲み薬、はり、灸、指圧、などさまざまな治療法があるが、副作用がなく、最も手軽に、安価でできるのが、温湿布のように、患部を暖めることである。というわけで、今アメリカでは、「ヒートラップ」(heat wrap)と呼ばれる製品が、製品がドラッグストアで売られている。種類も、腰、ひざ、脚、肩、背中、腕など、体のいろいろな部分を暖めるようにつくられている。日本の「ほっかいろ」などと同様、鉄粉を酸化させて得られる熱を利用するもので、「自然な温もりで、筋肉の深部をリラックスさせる」というのが、ヒートラップのうたい文句である。その代表的なのが、「プロクター&ギャンブル社」(Procter & Gamble)の「サーマケア」(ThermaCare)。そこで、同社がスポンサーになって、ヒートラップが本当に痛みを軽減するのかどうかを、試験した。その結果が、「職業・環境医学雑誌」(Journal of Occupational and Environmental Medicine)2005年12月号に掲載された。それによると、研究者たちはまず、職業と関連した腰痛と診断された43人を2つのグループに分けた。一つのグループには、腰の部分の下着の内側に、ヒートラップを1日8時間、もう一つのグループには、腰痛の症状と治療についての講義を行った。その結果、ヒートラップ組は、3日間続けてつけさせた時点で、被験者に聞いたところ、痛みを10段階に分けた場合の3.5ポイント分、痛みが軽減された。同じ時点では、「講義組」は、やはり痛みが軽くなったが、その軽減の程度は、1.5ポイントだった。これを2週間続けた後に調べたところ、ヒートラップ組の痛み軽減度は、さらに1ポイント軽くなっていた。ヒートラップ組は、痛みが軽くなっただけでなく、腰痛にともなう身体的不自由さも改善された、と答えた。この結果から、ヒートラップは確かに痛みを和らげる効果がある、と研究者たちは結論づけた。