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2006年05月26日

カロリー摂取過多の原因は飲み物にある−−新指針発表

肥満のもとになるカロリー摂取過多は、ジュースなど、飲み物から得られるカロリーが大きな部分を占めており、液体のカロリーにもっと関心をもつべきである、とアメリカのノースカロライナ大学など6つの大学が、このほど、共同して警告を出した。同時に、「飲料カロリーに関するガイダンス」を発表した。それによると、まず、アメリカ人の場合、摂取カロリ−の20%は飲料からのカロリーに由来している、と指摘しているしかも、飲み物から摂取されるカロリーが、1977年には、一人平均、1日当たり 50キロカロリーだったのが、2001年には、150キロカロリーと3倍になっているなど、このところ、急激に増えているという。さらに、困ったことに、固体の食品を噛んで患者で食べる時と違って、飲み物を取り入れた場合には、これが脳に“登録”されることなく、胃袋に入ってしまうので、満腹中枢を刺激することがない。ということは、ジュースやソフトドリンク、ビール、コーヒーなど液体をいくら飲んでももういいということはない。飲み物は“別腹”でいくらでも入っていまうのである。なぜそうなるのかは、よくわかっていないが、「噛まないからかもしれない」と専門家は言っている。いずれにしても、気をつけないと、飲み物からのカロリ−がどんどん上がってしまい、これが、余分なカロリーとして蓄えられ、肥満になっなってしまうのだ。 液体カロリー−を抑えるにはどうすればいいのか。ノースカロライナ大学をはじめ、コネチカット大学、ハーバード大学公衆衛生学部など6つの大学がまとめた「飲み物からのカロリーを抑えるためのガイダンス」から、賢い飲み物の選び方を紹介すると−−

「水」水道水、ボトル水、ビタミン強化水、フレーバー水、はいずれもカロリーゼロか、あっても極少量、問題なはいどころか、たっぷり飲むべきだ。

「コーヒー、ティー」度を越さなければ、コーヒーもお茶も、健康維持のためにすぐれた飲み物である。カロリーも水に次いで少ない。これまでに報告された研究によると、コーヒーを良く飲むと、2型(成人型)の糖尿病のリスク減らし、男性の場合なら、パーキンソン病のリスクを減らすことがわかっている。

しかし、エスプレソなど強いコーヒーは避けたほうがいい。またコーヒーは、度を越すと、血圧を上げ、心臓病ののリスクを高め、さらに、悪玉コレステロール(LDL)を増やすから気をつけたほうがいい。ティーは免疫力を高め、骨密度を上げ、じん臓結石を予防し、心臓発作のリスクを減らす働きがあることがわかっている。1日3杯以上の紅茶で、心臓病の予防になる、という報告もある。

「牛乳」カロリーが心配な人は、脂肪分ゼロか1%の牛乳を選ぶといい。2%、あるいは、全乳だと、カルシウム、ビタミンDの豊富な供給源になり、良質なたんぱく質が多いが、カロリーと言う観点からするとよくない。また、飽和脂肪が含まれているのも、マイナス要因である。しかし全乳は、心臓病、糖尿病のリスクを減らすので上手に利用するといい。米連邦政府の食事ガイドラインでは、1%の牛乳を、8オンス(225CC)のグラスで1日3杯飲むよう勧めている。

「ソイミルク(豆乳)」脂肪分ゼロか、非常に少ないので、ソイミルクはすぐれた飲料だが、カルシウムとビタミンDを強化されているものを選ぶといい。

「ダイエット飲料」ダイエット・コーラなど、砂糖の代替物で甘みをつけた飲料は、カロリーゼロか非常に少ないので、カロリー摂取の上からは結構な飲み物だが、こういう飲み物を好む人は、他の飲食物で甘みを欲する傾向があるので、ダイエット飲料を飲んでいるからいいのだ、と気を抜かないように注意する必要がある。

「ジュース、スポーツドリンク、アルコール」これらの飲み物は、カロリーが高く、全般的に栄養価値は低い。だから、カロリー摂取過剰の元凶である。特にジュース類は飲まないほうがいい。ただし、例外がある。野菜ジュースである、野菜不足を補うために、利用するのはいい。米連邦政府は、フルーツジュースより、生のままの果物を食べるよう勧めている。アルコール飲料については、1日あたり、男性は2杯、女性は1杯で留めるべきである、と勧めている。ただし、妊婦はアルコールを一切避けるべきである。