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2006年05月12日

睡眠問題が重大な健康問題に−−米医学協会提起

寝つきが悪い、熟睡できない、など睡眠に問題をかかえているアメリカ人が、7000万人にも上っている。と2006年4月4日、米医学協会(Institute of Medicine)が報告した。このうち、治療を必要とする慢性不眠症(chronic insomuia)で苦しんでいる人は3000万人で、これは、総人口の10人に一人の割合になる。米医学協会は、米国立科学アカデミ−の1機関で、これまでも、「医療ミスで死亡する人が年間10万人にも上っている」など、アメリカの医療と健康に関する重大な問題点を指摘してきた。今度の報告によると、睡眠障害には、眠れない、だけでなく、睡眠中無呼吸(apnea)、夢遊症(sleepwalking)、下肢静止不能症候群(restless kegs syndrome)などが含まれ、これらの症状が組み合わさって、「夜が怖い」ことになるという。これほど多くの人たちが、日常的に睡眠問題を抱えているとなると、単に、睡眠不足だけでなく、免疫システムに悪影響を及ぼし、記憶力や集中力が衰え、引いては、国民の生産性を低下させている、と報告は述べている。しかも、その数が増えているとなると、ケアが必要なのに、現実はそれが甚だ不十分で、しかも、睡眠に関する研究も足りない。また、医療教育での現場で、睡眠に関するトレ−ニングはほとんどない。つまり、睡眠問題で苦しんでいる人たちのための、研究、診断、治療はお粗末で、この国民的課題にもっと真剣に取り組む必要がある、と報告は提言している。