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2006年04月26日

コレステロール降下剤大量投与で動脈硬化が改善

動脈硬化症になると、動脈内壁に、コレステロールなどが沈着してできた粥腫(アテローム)と呼ばれるふくらみが形成され、血管が狭くなるる。ここで、コレステロール降下剤を投与すると、粥腫の形成を遅らせ、悪化するのを防いでくれる。つまり現状維持がせいぜいである。そこで、何とか粥腫を縮小させることできないものだろうか、というわけで、コレステロール降下剤を、大量に投与するとどうなるか、を試した研究が、2006年3月15日発行の「ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション」(JAMA)で発表された。ここでは、349人の粥状動脈硬化症の患者に、コレステロール降下剤のクレストル(Crestor)(化学名rosuvastatin)を、通常よりはるかに多い1日40ミリグラム投与し、これを2年間続けた。その結果、患者のLDL(悪玉コレステロール)値が、2年前と比べて、53%下がり、HDL(善玉コレステロール)が、逆に15%アップした。さらに、超音波テストで、粥腫の形成が、2年前と比べて、7%減少していたがわかった。動脈硬化の患者に、コレステロール降下剤をこのように大量投与することは、じん臓障害などの心配があったが、この研究によって、少なくとも粥腫の縮小には有効であることがわかった、と研究者たちはいっている。が、これによって、心臓発作などの予防に役に立つのかどうかは、さらにテストをして、確かめる必要があるという。