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2006年04月11日

腸内異常ガスによる不快感緩和に抗生物質が有効

腸内にガスが充満して、不快感、あるいは、病的症状を呈することがある。慢性化すると、ガスがなかなか抜けなくなる。ガスは、主に、大腸内のバクテリアが、未消化の炭水化物を発酵させることによって生ずる。人によって、ある種の食べ物や添加物に対する不耐性があって、これがガスの原因になる。こうして、腸内のガスが異常に増えて、ひどい鼓腸感で苦しむのだ。最悪の場合は、憩室炎(diverticulitis)など、腸の病気につながる恐れがある。そこで、腸内のバクテリアを殺せばガスが減るのではないか、というわけで、患者に抗生物質を与える実験を行った研究がある。「米胃腸病学雑誌」(Amrican Journal of Gastroenterology)2006年2月号に掲載されたこの研究では、腸内ガスで苦しんでいる成人男女124人を2つのグループに分けて、1つのグループには、抗生物質の「リファキシミン」(rifaximin)を10日間飲ませた。残りには偽薬を与えた。10日後、調べたところ、抗生物質を与えたグループの41%は、自己申告で、ガスによる不快感が少なくなった、と答えた。これに対して、偽薬を飲んだグループで、同じように不快感が少なくなったと答えたのは23%だった。この結果について、研究者たちは、「抗生物質を与えることによって、腸内ガスがある程度除去されて、鼓腸感による苦しみを軽減させる効果がある」と言っている。しかし、抗生物質を長期使用した場合の影響については、今後さらにテストする必要がある、としている。