2006年04月03日
イギリスの医師の4分の3が所属する「英医師会」(British Medical Association)は、このほど、「医師は病院でネクタイを締めるべきではない、伝統的な白衣も着ないほうがいい」という報告暑を出した。その理由は、院内感染を防ぐためである、という。報告暑によると、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)感染症で代表される院内感染によって、イギリスだけで年5000人も死亡している。その対策は、まず、医師や看護師がよく手を洗うことがもっとも大事だが、病原菌の拡散にストップをかけるには、ネクタイなど、無用な衣服を身に付けないことである、と述べている。とくにネクタイは、意味がないばかりか、普通、めったに洗たくしないので、病原菌が付着しやすい、と報告は指摘している。また、同会の科学委員会のピーター・マグワイヤー副会長は、「白衣を続けて着用していると、汚れてもかまわない、という心理が働き、不潔になりやすい。その結果、病原菌を宿し、拡散させる元になりやすいので、着ないようにしたほうが、院内感染を防ぐ上ではいい」と述べている。