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2006年04月04日

腹部の手術からの回復にチューインガムが有効

腹部の手術を受けたあと、腸の働きが悪くなったり、完全に活動しなくなって、腸閉塞の状態になることが多い。こういった状態から、腸の機能を早く正常に戻すには、患者にチューインガムをかませるのが有効である、という報告が、雑誌「手術紀要」(Archives of Surgery)(2006年2月22日発行)に掲載された。報告したのは、米カリフォルニア州サンタバーバラにあるカッティジ病院(Cottage Hospital)のボブ・シュスター医師。それによると、同医師は、腹部の手術を受けた34人を対象にある実験を行った。患者は、がん、あるいは、感染症で腸の一部を切除して入院していた人たちだった。こうした手術を受けた患者は、しばらくの間、腸の動きが悪くなり、痛みや吐き気を伴い、食べ物や水までうけつけなくなる。そこで、研究者たちは、被験者のうち17人に手術の数時間後から、シュガーレスのチューインガムを1日3回噛ませた。残りの17人には、チューインガムを噛ませなかった。その結果、チューインガムを噛んだグループは、噛ませなかったグループより、ガスが出るまでの時間が平均5、6時間早く、正常に腸が動いているのが確認されたのが、手術後平均63時間経った時だった。これに対して、チューインガムを噛まなかったグループでは、腸が正常に戻ったのは、平均89時間後だった。また、入院日数は、チューインガム組が平均4.3日だったのに対して、噛まなかったグループでは6、8日だった。この結果について、同医師は、「退院が早なることで、合併症が起こるリスクを減らすことができるばかりか、入院費用の節約にもなる」とチューインガムの効用を話している。