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2006年04月15日

ビタミンDとカルシウムでお年寄りの転倒防止

お年寄りにとって、転倒が一番こわい。それがきっかけで、命を落とすこともしばしばある。何とか、日ごろからサプリメント(補助栄養食品)を利用して、お年寄りの転倒を防ぐことはできないものか、というわけで調べた研究が、「米内科学雑誌」(Archives of Internal Medicine)2006年2月27日号に載った。この研究では、高齢で一人暮らしの男女455人を被験者として実験した。平均年齢は71歳。彼らを、ランダムに2つのグループに分け、一つのグループには、ビタミンDとカルシウムを3年間、毎日飲ませた。もう一つにグループには、偽薬を3年間毎日飲ませた。すべての被験者には、実験開始の2ヵ月前以降、ビタミンDもカルシウムも全く与えなかった。実験開始の3年後に調べた結果、3年間に、1度でも転倒した人は全部で231人いた。男女別では、女性で55%、男性で49%だった。ビタミンDとカルシウムを飲んだ人たちと、偽薬組とを比較すると、女性では、サプリメントを飲んだ人は、偽薬の人たちよりも、転倒したのは46%少なかった。しかし、男性では、サプリメント組と偽薬組では、転倒した人の割合にあまり違いはなかった。このことから、研究者たちは、男女間で違いはあるものの、ビタミンDとカルシウムをいつも飲んでいると、お年寄りの転倒防止に役に立つことがわかったと言っている。この実験の経過のなかで、わかったことは、ビタミンDとカルシウムは、少なくとも1年以上続けて飲まないと、転倒防止の効果は出ないということだったという。