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2006年03月09日

一酸化炭素中毒経験者は、後々までも要注意

一酸化炭素中毒になる人は案外に多い。アメリカで、一酸化炭素中毒で救急施設に担ぎ込まれる人は、年間4万件に上り、中毒事故として最も多い。自動車の排ガス、暖房システムの不調、種々の不完全燃焼などなど、原因はざまざまだ。事故発生時は一命を取り留め、退院できたとしても、後々まで、そ の後遺症は続くから気をつけたほうがいいと、2006年1月発行の「ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション」(JAMA)で報告された。この研究は、「ミネアポリス心臓協会基金」(Minneapolis Heart Institute Foundation)のクリストファー・ヘンリー氏らが行った。研究者たちは、米中西部のある病院で、1994年から2002年までに起きた一酸化炭素中毒の患者230人を、2005年まで追跡調査した。その結果、一酸化炭素中毒で病院に担ぎ込まれた犠牲者が、その場で死亡する例は年々少なくなっている反面、退院後に問題が起きるケースが増えてきた。一番多いのが、一酸化炭素中毒のために心臓の筋肉が弱って、そのために、若くても心臓発作を起こすケースだ。調査では、事故時に死亡する例は全体の5%、そこで生き残った人でも、その25%が事故後7年半の間に死亡している。心臓の筋肉に障害が残っている場合だと、その死亡率は38%にもなる、という。一酸化炭素中毒を経験したら、その後も定期的に心臓をよく調べて、心筋が弱っていないか、病気が起きていないか検査すべきである、と研究者たちは言ってい る。